ラミネートプロテクターとは

高速道路等に付帯する鋼製防護柵支柱等は、コンクリート部に接触する箇所に発生するマクロセル現象により電池電流や迷走電流が発生し腐食が進行、やがては外力に耐えられなくなります。

当製品「ラミネートプロテクタ―」は、絶縁性に優れる「ポリプロピレン樹脂及びエラストマー樹脂製プロテクター」と「未加硫両面粘着性ブチルゴムシート」をラミネートした防蝕構造を使用し金属の腐食を予防する保護製品です。

また、支柱の地上露出部には、防塵と雨水等の浸水防止のため「自己粘着性特殊絶縁テープ」を使用しております。

ラミネートプロテクターの特徴

長時間経過しても変形し難い構造

標識板落下二重安全対策等の絶縁テープとして利用可能

大和ケミカルのラミネートプロテクターは、樹脂製プロテクター内面に未加硫両面粘着性ブチルゴムシートをラミネートした防蝕構造体システムを固定します。

システム地上露出部の保護・雨水海水等の浸水防止に耐侯性ゴムキャップを設置し、原型戻りを防ぐ為にゴムバンドを取り付けます。

支柱打ち込みの場合に於いても、テープ外側に約２mm厚のプロテクター、更に外部より締め付け用ゴムバンドによりシステムの離脱剥離を予防・防止し、防錆材による傷が発生しにくく、プロテクターを固定する冶具が軽便なので簡単に固定が可能です。


ラミネートプロテクターを設置したガードレール支柱	標識落下対策の異種金属が接触する箇所の絶縁材料としても使用可能

樹脂製プロテクター内面に両面粘着ブチルゴムテープをラミネートし、システムの地上露出部にプロテクター外面の耐侯性向上のためと、雨水や海水の浸入を防ぐためのゴムキャップ（耐候性ゴム）、固定後気中温度変化によるプロテクターの原型戻りを防ぐ為のゴムバンドで構成されます。


鋼製防護柵・支柱地際部の腐蝕状況